言いたいことがうまく伝えられなくて、もどかしい思いをしながら日々生きている。
そうか。語彙力が無いのがいけないのだ。語彙力・・・よし、とりえず本を読もう。
そんなに本を読む人間ではないが、読書は好きだ。
しかし読み始めてみると、まぁ漢字が読めない。
小学生の時に通っていた塾の国語の先生に「分からない漢字があってもすぐに調べるな!漢字の組み合わせから意味を想像しろ!!」と言われていたので、私は分からない言葉が出てきても漢字を見て、“こんな意味だろう”くらいで流してしまう。なので正しい漢字の読み方と意味を、全然分かっていなかったということが多々ある。
私が漢字の読みと意味が分からないのは、すぐに調べさせてくれなかった先生のせい。ということにしておく。
ちなみに、その国語の先生はTHE・昭和感あふれる怖い先生で、授業中に握っていた鉛筆を手から離した瞬間に「鉛筆を手から離すな!それは試合を放棄したの同じだ!!」と怒る人でした。そんな指導をしていただいたおかげで、私は鉛筆どころか、食事中でさえも箸を決して手から離さない、典型的なデブへと成長した。
しかし、このままではいけない。私は私の思いを伝えたいのだ。そのためには“語彙力”こいつを取得しなければいけない。そうでないと私は一生、感想を述べる際に「なんかすごく感動しました」と「なんかイマイチでした」の二刀流になってしまう。
そんな二刀流は嫌だ。私は言語界の大谷翔平にはなりたくない。
そんな思いを踏まえ、ここ最近は文章を読む際は、分からない言葉が出てきたらすぐにスマホの辞書アプリで調べたりする。辞書アプリを使わなくても、文字を長押しして“調べる”を選択するだけで意味が出てくる。すごい。最近知ったけど、すごいんだね色々。
これだったら流れるように言葉を覚えられるじゃないか!これで私も語彙力を身に着けることができる。「なんかすごく感動しました」と「なんかイマイチでした」の“なんか”を伝えられる!!
本を読み、文章を読み進める。分からない言葉が出てきたら次々に調べていく、なんだか前よりも文章に深みを感じる気がする。
「あ、さっき調べた言葉がまた出てきた!もう君は私の語彙力の住人だよ」
と思ったのも束の間。
「なんて読むんだっけ」
読めない。
もちろん意味も思い出せない。
たかが1ページ前に出てきた言葉。いや、数行前に出てきた言葉さえ
思い出せない。
あぁ、これが年をとるってことですか。
語彙力鍛える前に、記憶力鍛えないとダメじゃん。
本当に頭の中を川のようにサラサラ~って流れていくじゃん語彙たち。
留まってくれないじゃん。
語彙・・・ごい・・・ゴイ・・・・・・・ゴイゴイスー!!
終わり
※初めてのブログなので、締め方見失いました。ごめんなさい。